「AI駆動開発を始めたいけれど、Cursorって何から触ればいいかわからない」——初めてCursorに触れる人にとって、インストール直後の設定つまずきは最初の壁になりがちです。初期設定を雑にすると、コード補完の精度が出ず「思ったほど便利じゃない」という印象で終わってしまいます。
この記事では、Cursorをゼロから使い始めるための手順を、Windows・Mac両方の画面に沿って整理しました。アカウント作成・日本語化・キーバインド・必須拡張機能まで、最初の30分で済ませておきたい設定を漏れなくまとめています。
Cursor とは? 簡単におさらい
Cursorは、AIによるコード補完・チャット・コード生成を標準搭載したコードエディタです。VS Codeをベースに開発されているため、VS Codeに慣れている人はほぼそのままの操作感で使えます。
VS Code との違い
見た目や操作はVS Codeとほぼ同じですが、AIチャット(Cmd/Ctrl+L)とコード編集AI(Cmd/Ctrl+K)がエディタに深く統合されている点が最大の違いです。ファイル全体・プロジェクト全体を文脈として渡せるため、ChatGPTに都度コードを貼り付ける作業から解放されます。
料金プランの概要
無料プランでも基本機能は使えますが、月のAI利用回数に上限があります。本格的に使うなら有料プラン(月額$20前後)が現実的です。チーム利用は別プランになります。
Cursor のシステム要件(Windows / Mac)
インストール前に、使っているPCが要件を満たしているか確認します。動作が重い場合は、多くがメモリ不足かストレージ不足が原因です。
Windows
- OS: Windows 10 以降(64bit)
- メモリ: 8GB以上(推奨16GB)
- ストレージ: 空き5GB以上
- インターネット接続(AI機能利用時)
Mac
- OS: macOS 11 Big Sur 以降
- チップ: Apple Silicon / Intel 両対応
- メモリ: 8GB以上(推奨16GB)
- ストレージ: 空き5GB以上
Cursor のインストール手順
公式サイトからインストーラーをダウンロードし、通常のアプリと同じ手順で導入します。所要時間は5分程度です。
手順1: 公式サイトからダウンロード
Cursor公式サイトにアクセスし、「Download」ボタンをクリックします。OSは自動判定されますが、違う場合は「Other platforms」から選び直せます。
手順2: インストーラーを実行
Windowsは.exe、Macは.dmgファイルがダウンロードされます。Windowsはそのまま実行、Macはdmgを開いてCursorアプリをApplicationsフォルダにドラッグ&ドロップします。
手順3: 起動とアカウント作成
初回起動時にサインイン画面が表示されます。Google・GitHub・メールアドレスのいずれかでアカウントを作成できます。GitHubアカウントで登録しておくと、後でリポジトリ連携がスムーズです。
手順4: VS Code の設定を引き継ぐ(任意)
VS Codeからの移行ユーザー向けに、拡張機能・設定・キーバインドを自動で引き継ぐ機能があります。初回起動のウィザードで「Import from VS Code」を選ぶだけで完了します。
最初にやるべき初期設定5つ
インストール直後にやっておくと、以降の作業効率が大きく変わる設定を5つまとめました。
① 日本語化(日本語UIにしたい場合)
拡張機能タブで「Japanese Language Pack」を検索し、Microsoft公式の拡張機能をインストールします。再起動後、UIが日本語表示になります。英語UIのまま使うほうがトラブル対処の検索がしやすい面もあるため、慣れてきたら戻す選択肢もあります。
② AIモデルの選択
設定(Cmd/Ctrl+,)→「Cursor Settings」→「Models」で、利用するAIモデルを選べます。Claude Sonnet系またはGPT-4系が実務では安定しています。無料プランは利用可能モデルに制限があります。
③ .cursorrules の作成
プロジェクトルートに.cursorrulesファイルを置くと、AIが常時参照するプロジェクト固有のルールを定義できます。コーディング規約・使用フレームワーク・命名規則などを書いておくと、生成されるコードの精度が大きく上がります。
④ キーバインドの確認
Cursor独自のショートカットは以下の3つを最初に覚えておくと作業が速くなります。
- Cmd/Ctrl + K: インライン編集AI(選択コードをAIに書き換えさせる)
- Cmd/Ctrl + L: AIチャットパネル
- Cmd/Ctrl + I: Composer(複数ファイル横断の編集モード)
⑤ 必須拡張機能の導入
言語別の拡張機能はVS Codeと同じマーケットプレイスから入れられます。Web制作なら以下が定番です。
- Prettier(コード整形)
- ESLint(JSのLint)
- GitLens(Git履歴可視化)
- Live Server(ローカルサーバー起動)
Cursor を使い始めるときの注意点
便利な一方で、最初に知っておかないとトラブルになりやすいポイントが3つあります。
機密情報のコードは慎重に扱う
AI機能を有効にすると、コードがクラウドに送信されます。社外秘のプロジェクトや個人情報を含むコードは、Privacy Modeの設定を確認してから扱ってください。設定画面の「Privacy」タブからオフにできます。
AI生成コードは必ずレビューする
Cursorは優秀ですが、100%正しいコードを出すわけではありません。特にライブラリのバージョン差異や、セキュリティ関連の実装は必ず人間がレビューする前提で使います。
利用回数の上限を意識する
無料プランは月の利用回数が限られています。プロジェクト初期は利用回数を消費しやすいため、重要な作業だけAIに任せる運用が現実的です。
よくある質問
Cursorは完全無料で使えますか?
基本機能は無料プランで使えますが、AI利用回数に月あたりの上限があります。毎日コードを書く用途では、ほぼ確実に上限に達するため、月額$20前後の有料プランへ移行する人が多いです。
VS Codeから乗り換えるとき、既存の設定は引き継げますか?
初回起動時のウィザードで「Import from VS Code」を選べば、拡張機能・設定・キーバインドが自動で移行されます。数クリックで完了し、既存の作業環境をそのまま再現できます。
日本語化しないと使いにくいですか?
UIは直感的で、英語のままでも十分使えます。むしろエラーメッセージの検索や、海外の情報源にアクセスしやすい点では英語のままが有利です。慣れてから日本語化する選択肢もあります。
Cursorのコードはどこに送信されますか?
デフォルトでは、AI機能利用時にOpenAIまたはAnthropicのAPIにコードが送信されます。Privacy Modeを有効にすると、コードの保存・学習利用を制限できます。業務利用では必ず確認しておくべき項目です。
どのAIモデルを選ぶのが無難ですか?
2026年時点では、Claude Sonnet系またはGPT-4系が安定しています。複雑なロジック生成はClaude、短いコード補完はGPT-4といった使い分けもできますが、まずはClaude Sonnetをデフォルトに設定して使い始めると迷わずに済みます。
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